2012年11月29日木曜日

マラソン大会って、何台AEDが必要??


最近急に寒くなってきましたね。

この時期になると、後藤は「マラソン大会」を思い出します。
後藤の卒業した小中高では、クラス対抗のマラソン大会が毎年冬に開催してました。

後藤は走ることが本当に嫌いなので、マラソン大会には嫌な思い出しかありません。
そのため、この時期になると鬱になっていました。

と言う訳で、今回はマラソンとAEDの話しをしたいと思います。


マラソンは今や国民的なスポーツになっており、マラソンで「合コン」をすると言うイベントを最近では行われていている模様です…
皇居の周りに行ってみると、本当に沢山に人が走っているのを見かけます。


その人気の証拠として、2012年の東京マラソンの参加倍率は過去最高の10.3倍です!!

マラソン大会の参加権をかけて、くじ引きをする事になるとは、数年前には予想もしませんでした。

マラソンは、手軽に出来て…かつ健康的で…と言うイメージがあり。
現代の健康ブームと、お金がかからない趣味として流行をしたと言われています。


しかし!! マラソンは非常にハードな運動です。42.195kmも走るのです!!
当然に身体にかなりの負担がかかりますよね。

そのため、マラソン中の心停止が非常に多いです。
(日本では年間10人程度でが心停止になっています。)

心停止が発生した場合には、迅速な心肺蘇生とAEDによる電気ショックが重要ですが…
マラソン大会のコースにいったい何個のAEDを設置すれば良いのでしょうか?

国士舘大学が行った「マラソン大会におけるAEDの配置台数の検討」によると

AED装着群では1台あたり2.9±2.3km(心拍再開率75%)
AED未装着群では9.2±8.5km(心拍再開率43%)

ということは…3km付近のAEDが無いと、心拍再開率は極端に低下すると言うことを示しています。

また、心停止から5分以内のPAD実施には、最低でも1.7kmに1台のAEDが必要であると報告がせれています。
そのため、心拍再開率から考えても、最低でも3km以内に1台AEDが必要だと言えるでしょうね。

と言うことは…最低でも14台のAEDが必要だと言うことになりますね。

自転車でAEDを抱えながら、走っているスタッフもいるので実際には、もっとAED必要ですがね。

By Gotou

2012年11月28日水曜日

コースの個人情報を守る!!

ホームページには「個人情報を適切に管理します」みたいなことは、最近はどこのホームページにも書いていますが…


しかし、受講する皆さんは、「どのように適切に管理しているのだろう??」と思ったことはありませんか??

多分思ったことがある!!と思って勝手に話しを進めて行きます。


今や、大手企業も個人情報を流失している時代です…ハッカーの手に掛かれば個人情報なんて、オチャノコサイサイでしょ。

企業でもセキュリティ部門があるのに…インストラクター達がどうやって受講生の個人情報を守っていくことは重要な課題です!!


と言う訳で…皆さんが送った、個人情報はどのようにカンガルーBLSで処理されているかをここで紹介したいと思います。


①皆さんが、ホームページから送った情報はメールでカンガルーBLSの筆者のパソコンに入ります。

②筆者はその情報の確認して、 ipadのデータベースに書き換えます。
(こんな感じです… ちなみに自分で設計して作りました!!)

ipadを使うことによるメリットは沢山有ります。

メリット:
1:インターネットに繋ぐことがないipad

2:セキュリティが強固である。
(データベースを開くには2重のパスワードが必要)

3:万一紛失して、誰かがインターネット回線を繋げば、ipad自体の全データーを遠隔で抹消することが出来る。

4:便利なことは、その他いろいろ…あります。



インターネットに繋がらないipadで管理をしてるのが一番重要です。
そして、預かった個人情報は、ipadに2重の鍵を掛けてます。そして極めつけは…最終の自爆ボタンまでつけて管理しています。

筆者も最新のIT事情をふまえて、「個人情報管理を適切に」行っています。
もし他に良いアイディアがありましたら、是非教えて下さい!!
 
By Gotou

2012年11月27日火曜日

心臓振盪の予防を考える!

心臓震盪(しんとう)と言う言葉はご存知でしょうか?

心臓震盪とは、胸部に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう状態ことです。
心臓震盪の多くはスポーツ中に、健康な子供や若い人の胸部に衝撃が加わることにより発生します。

この心臓震盪は、子供の心停止の原因の1つです。この心臓震盪に有効な治療方は早期にAEDを使用して、心臓を正常な動きにすることです。

今回は心臓震盪の話しをします。

心臓震盪にはAEDが有効的と言う話しはしましたが、一番の有効法は心臓震盪を未然に予防する!!と言うことです。

ここで、野球を例にしてみたいと思います。
野球の打球は素早く、補球の直前でバウンドしたり、ハイスピードなゴロを取り損ねたりすると…胸に強打する可能性があります。

その球を捕ることが出来れば、1点を守ることが出来ますが…
もし、たまたま球を捕り損ねて、胸に当たり心臓震盪を起こしてしまったら…野球が出来なくなるだけでなく、死んでしまう可能性もあり大変な事態になります。


そのためには補球技術が重要になります。
「ボールを恐れるな!!正面で捕れ!!!」の昭和の根性論な補球方法から「自分の安全を守りながら、球を捕れ!!」と言う指導法や補球技術が浸透すれば良いなと思います。
そうすることにより、心臓震盪を未然に予防が出来ると考えます。


もちろん、いざと言う時にAEDを使用出来るように訓練して置かなければいけませんがね。


スポーツは楽しく。そして安全にしましょう〜

By Gotou


 参考文献:
心臓震渥予防の観点から捕球指導を考える一野球指導者1,527名におけるアンケート調査から

2012年11月26日月曜日

PADプログラム

PADと言う言葉を知っているでしょうか、ちなみにペットの名前では有りません。
PADとは(public  assess defibrillation)のことで市民が行う除細動と言う意味です。
心停止後の救命率を上げるには、市民の力が必要だと言うことです。
今現在でAEDは約30万台が設置されています。このAEDの設置で考慮されているポイントは5つあります。

1:心停止の発生頻度が高い場所
2:心停止のリスクが高い場所
3:目撃される可能性が高い場所
4:救助を得やすい場所
5:救急隊到着まで時間を要すること


AEDの設置施設基準は決まっていて以下のようになっています。



1:AEDの設置が必須と考えられる施設
1:国の責任としてとして設置や運営が求められている。
2:国として、公共施設においては積極的に設置を勧め、民間施設に対しては積極的に設置を促すか義務づける必要がある施設は…

・駅 ・空港 ・旅客機や新幹線など 

・各種学校 
・スポーツ関連施設
・公共施設で市役所、図書館,など)
・大規模な商業施設 など

2:AEDの設置が推奨される施設

AEDが有効に機能すると考えられ、設置が推奨される施設・公民館や郵便局など ・小~中規模な商業施設・集客施設・パトカー ・消防署の分署、消防団施設 ・救急車以外の消防車 ・大規模なアパート、マンションなど集合住宅
3.AEDの設置を考慮してもよいと思われる施設

AEDが有効に機能する可能性があり、設置を考慮してもよい施設
・コンビニエンスストアやガソリンスタンド ・バスやタクシー、宅配トラックなど 



これをみると、ほとんどの場所がAEDの設置基準になりますよね。
みなさんを街を歩く時は、AEDがどこにあるか探してみて下さい。

こんな所にもある!!と新たな発見があるかも知れませんね。
ByGotou

参考文献:
日本循環器学会AED検討委員会 日本心臓財団 AEDの具体的設置・配置基準に関する提言

2012年11月25日日曜日

初めまして、カンガルーBLSです。

このブログでは、カンガルーBLSの管理人の後藤が、のらりくらりと救急系のブログや心肺蘇生系のブログを書いて行こうと思っています。更新は不定期に行いたいと思います。
みなさんどうぞよろしくお願いします。